こんばんわ。にゃーほほ☆Rです。
1月17日は佐藤流司さんのBirthdayですね。
佐藤さん、おめでとうございます!
これを祝して…これまで佐藤さんが2.5次元作品で演じたキャラクターを改めて振り返ってみたいと思います。皆さんはどのキャラクターが好きですか?
では、早速見ていきましょう!
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2.5次元作品デビューはミュージカル『忍たま乱太郎』の田村三木ヱ門
夕方、NHKのEテレで放送されている『忍たま乱太郎』を知らない人は少ないと思います。それもそのはず…放送開始は1993年4月で平日と土曜日の夕方の時間帯に26年間もの間、放送されているアニメなんです。
しかも、主題歌は放送開始からずっと「勇気100%」です。(ちなみに…歌は初代は光るGENJIでSexy ZoneやHey! Say! JUMPなどジャニーズが担当しています)
原作は1986年朝日新聞に掲載されていた「落第忍者乱太郎」。
初めてミュージカル化されたのは2010年でした。2019年には第10弾の作品が公演され多くのファンに愛される2.5次元作品の一つです。
ミュージカル『「忍たま乱太郎」第4弾~最恐計画を暴き出せ!!~』で初舞台を経験した佐藤流司
「舞台に立ってセリフを言うのが精いっぱいだった…」
以前、須賀健太さんがMCをしているWeb番組『2.5Dラボ。』でそう語った佐藤流司さん。
第4弾となったミュージカル『忍たま乱太郎』が公開されたのは2013年1月でした。公演中に18歳を迎え、なんと自身の誕生日の翌日にミュージカル『忍たま乱太郎』公演100回目となる記念すべき日を迎え(忍ミュ公演開始から100回目の)囲み取材を受ける体験もされています。
稽古期間はブログを拝見する限り…2か月ほどあったと推測できます。稽古中には筋肉痛になったり、体調を壊したり…なかなか苦労をされているのが見受けられました。
10代で親元を離れて一人暮らし。筆者も10代で社会人になって独り暮らしの経験がありますが、やっぱり不安で環境に慣れるまで大変でした。
多くの先輩俳優に助けられ、歌や芝居に真摯に向き合った事を振り返ったブログには、再演の千秋楽で思わず涙してしまったことも書かれています。
所属事務所である劇団ひまわりで「舞台・ミュージカル」だけはやりたくないと出演希望のアンケートに丸を付けなかった過去がある佐藤さん。
ですがこの忍ミュと出会い多くのことを学び、直接お客様と触れ合う事ができる仕事に魅力を持ったとインタビューでも答えています。
大人気作品ミュージカル『テニスの王子様』2ndの財前光役で…
2.5次元作品と言えば必ず出てくるのが…ミュージカル『テニスの王子様』です。
多くの俳優のデビュー作、出世作としてメディアでも紹介されるようになったので劇場に行ったことがない方でも「テニミュ」という言葉は知っているかと思います。
ミュージカル『テニスの王子様』は1stシーズンから現在上演している3rdシリーズの内容は同じで、1つのサークルが終わるとキャストが卒業し、次のシリーズで新キャストになる作品。
つまり、佐藤さんが出演した2ndシーズンは2サークル目です。
「顔の知らない赤の他人から悪口を言われる」経験は佐藤流司をどう変えた?
アニメ・漫画の中でも人気のあるキャラ「財前光」を佐藤さんは演じました。
テニミュ1stシリーズではチームAとBダブルキャストで公演されたのですが、佐藤永典さん演じる財前光の再現率の高さもあり、2代目となった佐藤流司さんはよく比較されることがありました。
人気のあるキャラクターだからこその反響だったのもありますが「似てない!!!!」とアニメファンから言われてしまった過去のある佐藤さん。
当時を振り返り「顔の赤の他人から悪口を言われる経験は初めてで…衝撃的で。正直、凹んだけど…凹んじゃいられないって。」とインタビューでも語っています。
「自分を消してキャラクターになりきるにはどうしたらいい?」佐藤さんの思考は財前光との出会いで「役を演じる」のではなく「キャラクターとして生きる」に変わったのかもしれません。
見た目もそうですが…そのキャラクターの考え方や性格、自分との共通点を研究して試行錯誤したんでしょうね。
この期間の佐藤さんは、2.5次元で芝居をすることは自分をどれだけ消せるか?見てるファンが納得できるキャラクターになれるか?になっていたのかな?と…推測します。
『ライブスペクタクルNARUTO』のサスケの再現率は半端ない!
2019年12月22日中国でのライブスペクタクル『NARUTO~暁の調べ~』再演(初演は2017年)を終えたばかりの作品。
佐藤さんは、世界中にいるナルトファンも納得するほどのビジュアルと声で圧倒させたサスケを演じていました。
2015年の初演となる『ライブスペクタクル』では少年期(推測・13歳)のサスケを演じています。2013年に演じているテニミュの財前光の役作りは、サスケでも取り入れた事がのちのインタビューで明らかになっています。
2.5次元じゃなくて2.2次元のサスケ…とは?
原作がアニメや漫画の場合、キャラクターの設定は緻密です。2.5次元のファンはアニメや漫画、ゲームの中にいるキャラクターに会うために劇場へ足を運びます。
そのイメージや夢を壊さないようにしたい…ファンを満足させたい…そういう気持ちが強かったのもインタビューの言葉や表情で(勝手に)想像ができました。
過去の自分について語る内容は…今だから話せる笑い話(実際笑って話してましたし)。『2.5Dラボ。』で須賀健太さんを目の前に「あの時は2.2ぐらいだった…」と顔の横に手のひらをピッタリ付けて漫画から出きってないサスケを表現しています。
また、2019年3月に行われた『2.5次元トップランナーたち』(集英社)のトークイベントでは、演劇プロデューサー(2.5次元ミュージカル協会・代表理事)の松田誠さんから
「初めてサスケをやった時は、普段もサスケになってたよね。サスケに飲まれてるというか。」
と言われ、作曲家の和田俊輔さんからも「憑依してた」と、当時の佐藤さんが怖かった印象を話すと…佐藤さん自身も「そうですね。ずっとピリピリしてました。」と答えています。
サスケの衣装を着ると役に飲まれてしまう…。キャラクターの理解や愛があり、ファンへの期待に答えたい気持ちがそうさせてしまう時期だったのでしょうね。
このトークイベントでは「30歳になってもサスケを演じる事はたぶん無理だと思う。」と語った佐藤さん。
そして…2019年ライブスペクタクル『NARUTO~暁の調べ』国内での千秋楽の挨拶でも「出来るだけ早く…※鷹を演じてみたいです。皆さんよろしくお願いします。」と語りました。(※今回の作品の次のストーリー)
鷹として木の葉の里を襲撃、その後…ナルトとの決着を付け里に戻るサスケを佐藤さんがどう演じてくれるのか…観てみたいです。
学蘭歌劇『帝一の國』真面目な不良…久我信士
菅田将暉さん主演の映画『帝一の國』が上演された2017年よりも前にミュージカル化されたのが学蘭歌劇『帝一の國』でした。
佐藤さん演じる久我信士は金髪でロン毛、学ランに刺しゅうを入れ、見た目は完全に不良なのに非行には走らず地域の清掃活動に参加、学力も優秀な生徒なキャラクターです。
佐藤流司の一言で久我信士がアクションシーンも漫画で描かれていた!
学蘭歌劇『帝一の國』は第一章から最終章(第三章)まであり、最終章は漫画の原作が発表前にその内容が上演された異例の作品です。漫画作者の古屋兎丸さんは舞台の上演に合せてネームを前倒しにして完成させていたんです。
久我信士が登場したのは第二章から。また、久我信士の同級生の夢島玲を佐藤永典さんが演じており、舞台上でのデュエットなどから「ダブル財前光だぁ!!」とファンの間でも話題になりました。
オールラウンダーという役も担っていたので、久我を演じていない間は様々な格好をして他のキャストのバックダンサーをしているのもこの作品の見どころ。ミニニットワンピの女装姿やバーコードのカツラにおじさん風のスーツ姿の佐藤さんを見る事ができるのも『帝一の國』のみ!
稽古場にもよく顔を出していた古屋さんは、第2章の打ち上げの時に佐藤さんから「久我を漫画の中で活躍させて下さい」とキラキラした瞳で言われ…佐藤さんが(舞台で)暴れられるような、久我のアクションシーンを漫画で描いていることを語っています。
ミュージカル『刀剣乱舞』加州清光役で爆発的人気に!
劇場以外のメディアへの出演や、年末の紅白歌合戦の出演もあり有名になったミュージカル『刀剣乱舞』
オンラインゲームでも女性を中心に多くのファンがいます。ゲーム開始で選択できる刀剣男士の中にいるのが加州清光です。
黒がメインで赤のラインや金のボタンが印象的なロングジャケットの裏地は、赤と黒のダイヤ模様もかわいい服装。
赤のマニュキュアにピンヒールの黒のブーツがトレードマーク。汚れる事を嫌い戦いもスマートにしたいキャラクターです。
「可愛くしてるから大事にしてね」主に愛されるために戦う…加州清光を演じる佐藤流司
2015年、ミュージカル『刀剣乱舞』トライアル公演前の稽古。
佐藤さんはキャスティングが決まってから早速オンラインゲーム『刀剣乱舞』を開始しています。初期設定で選択できる刀剣男士の1振りの中に「加州清光」もいる事から多くのボイスを聞けます。
「可愛くしてるから大事にしてね。」
「こんなにボロボロじゃ愛されっこないよな…」
「ちょっとは可愛くなったかな?」
など可愛がって欲しい系刀剣男士です。このセリフから佐藤さんは加州清光のイメージを膨らませて行ったんでしょうね。
舞台やミュージカルでは役者が自身でメイクをします。それに対して刀ミュでは、プロのメイクがキャストのメイクを担当します。
(ちなみに、2.5次元作品で扱うウィッグはキャスト一人ひとりの頭の形に合せて作られます。)
財前光、うちはサスケ…と自分を消してキャラクターになりきる事に徹していた佐藤さんにとって、加州清光は一つの壁になります。
メイクやウィッグでどれだけキャラクターに寄せようと努力しても…似ていない。主に愛されたいキャラクターを全面に出した芝居に活を入れたのは演出の茅野イサムさんでした。
トライアルから現在の佐藤さんが演じている加州清光を見ていたファンが思うこと。ゲームの中の加州清光より加州清光だ…。
2019年年末のMステでの歌唱後の加州清光(佐藤さん)は、次の和楽器バンドのセッティングまでの間、タモリさんと女性アナウンサーの質問に答えている大和守安定(鳥越裕貴さん)に対して上の空で、手首を組んでくるくる回し始めます。
また歌唱中はカメラ目線でウィンクをしたり手を振ったり…最後のポージング後、立ち上がると必ず服装と髪の乱れを整える辺りも清光らしいしぐさです。
佐藤さんでなければ…加州清光は演じられないと多くのファンが思っているのも納得できます。
※本ページの情報は2019年1月時点のものです。最新の配信状況はdアニメストアサイトにてご確認ください。
番外編 ドラマ『ファイブ』清水トシに胸キュン
筆者が佐藤流司という俳優に出会った作品はドラマ『ファイブ』でした。
原作は2004年に別冊マーガレットで連載されその後コミック本として発売された人気作品。
佐藤さんが演じた清水トシは、運動神経も良く成績優秀で学校中の女子にモテるキャラクター。特定の彼女を作らずその日の気分でデートする相手を決めるいわゆるチャラ男です。
糖質ダイエットで減量して清水トシの役作り?
コミック・漫画原作、特に少女漫画の中に登場するイケメンキャラはどうしてそんなにスマートで小顔なんでしょうか?
佐藤さんが演じた清水トシも…顔ちっちゃ。足、長っの容姿です。しかも目、デカっ。
…役作りをするためにドラマのクランクイン前の1か月ほどで減量していたことがDVDの中のメイキングで明らかになっています。
撮影中も糖質制限をしていた様子で、常にゆで卵を剥いている姿を他のキャストに目撃されたり、有沢ナオ役の西井幸人さんと「体重が落ちなくなったら筋トレしかない」という会話をしているんです。
森の中でのアクションシーン。雪の降るような気温の中での噴水ではしゃぐシーンなど…かなりハードな撮影の中のダイエット…佐藤さんのストイックさに感服します。
コミックでは「ファイブ+」が発表され、トシと姫は付き合っている設定です。続編のドラマはないんでしょうか…見てみたいと思うんですが。
※本ページの情報は2019年1月時点のものです。最新の配信状況はFODプレミアムサイトにてご確認ください。
まとめ
今回は2.5次元作品のキャラクターの再現率が高く多くのファンがいる佐藤流司さんの誕生日にちなんで、今まで演じてきたキャラクターについてお伝えしてきました。
ここまでご覧頂いて、あなたはどのキャラクターが好きですか?
サスケ、加州清光…ホントに同じ人が演じているとは信じられないくらい別人ですよね。これは佐藤さんの演技力がそうさせているのだと思います。
今回は2.5次元の作品に絞ってお伝えしたんですが…2019年は多くのドラマにも出演しているんです。
2019年のドラマ出演を確認すると…
- 『HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜』 西川泰志
- 『REAL⇔FAKE』 鈴木翔琉
- 『Re:フォロワー』 城江公人(エアリアル)
- 『貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-』の星矢
高校生(不良)、バンドマン、抽象的な存在…流暢な英語を話すホストとさまざまな役を演じています。
2020年1月『The Brow Beat』のバンド活動から始動している佐藤さん。俳優としての6月の舞台が決まっていますが、まだ情報公開されていないことも多そう…。これからどんなキャラクターを演じてくれるのか楽しみです。
おまけ ~にゃーほほの独り言~
1995年1月17日生まれの佐藤流司さん。この日は…阪神・淡路大震災があった日なんです。2019年に任命された「ニジゲンノモリ」の親善大使になったのは、佐藤さんの誕生日と2.5次元作品の多くに出演して活躍しているからという経緯があります。
また、2011年には佐藤さんの故郷でもある仙台を含む東日本大震災で甚大な被害を受けています。
これは勝手な妄想ですが…。地元・仙台でのThe Brow Beatのバースデーライブやニジゲンノモリの親善大使の活動…少しでも地域を盛り上げたいという気持ちもそこにあるんじゃないのかな?と。
「睡蓮」を聴きながら…執筆していて、そう思いました。