こんばんわ。にゃーほほ☆Rです。
ミュージカル『刀剣乱舞』に新たな歴史が刻まれようとしています。
2020年東京オリンピック・パラリンピックを目前に、日本から世界へ日本文化を発信するイベントが開催されていますね。
文化庁が主催する『日本博~Japan cultural Expo~』にミュージカル『刀剣乱舞』の刀剣男士である髭切・膝丸の2振りの出演が決まりました。
※本ページの情報は2019年1月時点のものです。最新の配信状況はdアニメストアサイトにてご確認ください。
日本文化として認知されつつある…2.5次元の世界
今回、髭切(三浦宏規)と膝丸(高野洸)の2振りが出演する『日本博』がどんなイベントかご存じでしょうか?
主催の欄には「文化庁」「日本芸能文化復興会」の名前があります。
この二つの名前が並ぶ催し(イベント)である『日本博』には出演する他の団体を確認してみると…アイヌ民族文化財団・歌舞伎俳優・日本舞踊・文楽(人形劇)など、日本古来からの伝統文化を今に伝える方々ばかりです。
その中に2.5次元作品の一つであるミュージカル『刀剣乱舞』が加わったわけですから、スゴイです。
2019年公演『髭切膝丸 双騎出陣〜SOGA〜』で見せた伝統文化との融合
2019年7月~公演されたミュージカル『刀剣乱舞・膝丸髭切双騎出陣~SOGA』の内容は衝撃でした。
ミュージカル『刀剣乱舞』では1部で芝居、2部ではライブという独特な構成でファンを虜にしています。
ミュージカル『刀剣乱舞』の中でも人気のある刀剣男士である加州清光(佐藤流司)が2017年、2018年、2019年(アジアツアー)でライブ構成の公演を行っています。
2振りだからこそできる事…ライブでもない刀剣としての芝居でもない…新たな試みを見せてくれたのが「源氏の重宝」髭切・膝丸でした。2振りは兄弟刀です。同じく兄弟の物語「曽我物語」を三浦宏規さんと高野洸さんが演じています。
曽我物語は歌舞伎や能・浄瑠璃でも、江戸時代から「悲しい仇討物語」の有名な作品として人々に親しまれてきた歴史があります。
その演目を刀ミュでも取り入れ、本格的な演劇として公演したのです。歌舞伎要素が強く演出された部分や、浄瑠璃(人形劇)風の演出も見受けられ、伝統文化と刀ミュの融合がそこにはありました。
物語に登場する母・瞽女(ごぜ・盲目の女性)・和尚の3役を演じたのが「花組芝居」の加納幸和さん。刀ミュには女性キャラクターが登場しません。そこをしっかりイメージを壊すことなく歌舞伎でいう「女形」で魅せているんです。
新しい「2.5次元」というジャンルと伝統文化の融合がしっかり表現できた舞台と、2部でのライブ構成が今回の「日本博」の出演でも活かされると期待できます。
2020年再演が今から楽しみ!!
公式サイトでもまだ正式なスケジュールなどは発表されていません。
日本三大仇討物語のひとつ「曽我物語」は、兄弟が命がけで父の仇討をする悲しい物語。源氏の重宝である髭切・膝丸の兄弟である2振りの演目としてしっくりくるんです。幼少期の可愛いところも青年期のカッコいいところもファンにとっては瞬き禁止なシーンばかりになります。
再演だから前回のものをそのままの形で上演されるとは考えにくいと思っています。
刀ミュでの「再演」は、2016年『阿津賀志山異聞』が2018年パリ公演で再演されましたが…歌唱も増えました。
2017年の『三百年の子守歌』は2019年に再演。大俱利伽羅役が財木琢磨さんから牧島輝さんへキャスト変更がありました。
また、石切丸(崎山つばさ)とにっかり青江(荒木宏文)とのやり取り(セリフやシーン)の変更がありより話がシャープで分かりやすくなりました。
この流れから『髭切・膝丸双騎出陣~SOGA~』も大まかな演出の変更がないとしても、セリフ回しや殺陣のシーンが変更される可能性がありそうですね。
まとめ
今回は『日本博』にミュージカル『刀剣乱舞』から髭切・膝丸の2振りが出演するビックニュースをお届けしました。
東京オリンピック・パラリンピックの開会式と閉会式に出演する方々はどんな人たちなのか…今から楽しみです。
以前、石切丸役の崎山つばささんが東京オリンピックの開会式に出演したい思いをインタビューで語っています。
筆者だけでなく…多くの2.5次元作品ファンも同じ思いです。本当に叶いますように…。
※本ページの情報は2019年1月時点のものです。最新の配信状況はdアニメストアサイトにてご確認ください。