みなさん、ご機嫌いかがでしょうか?にゃーほほ☆Rです。日に日に寒くなってきましたね。
毎年恒例となりました…年末に向けて公演されるミュージカル『刀剣乱舞』
今回は『真剣乱舞祭』ではなく、『歌合乱舞狂乱2019』と言うタイトルです。
この構想が発表されたのもかなり前だったのに、もうあと数日で長野公演がスタートしちゃうんですね。
そこで今回は、過去の真剣乱舞祭を振り返りながら『歌合乱舞狂乱2019』がどんな公演になるのか?筆者の予想(ほぼ妄想という話も…)したいと思います。
※本ページの情報は2019年11月時点のものです。最新の配信状況はdアニメストアサイトにてご確認ください。
ミュージカル『刀剣乱舞』と『真剣乱舞祭』の違いって?
刀ミュファンは年々増えるばかり…大人気の作品ですね。
2015年『阿津賀志山異聞トライアル』公演からスタートしたミュージカル『刀剣乱舞』は2019年11月までで全6演目を上演しています。(再演やパリ公演などは含まれていません)
通常の演目ミュージカル『刀剣乱舞』は2部構成
ポイント
- 1幕は芝居(ミュージカル)
- 2幕はライブ
一方、『真剣乱舞祭』は...
ポイント
ただし、スケジュールが合わず出演できない刀剣男士もいます。
2016年から始まった真剣乱舞祭を振り返ってみましょう。
2016年『阿津賀志山異聞』メンバーと『幕末天狼傳』のメンバーでスタート
初回開催は2016年。
11振りで始まった『真剣乱舞祭』は全キャスト出演しています。
加州清光を取り合いする2つのチーム
阿津賀志山異聞と幕末天狼傳の両方に出演していたのが加州清光役の佐藤流司さん。
演出もなかなか面白く、三日月宗近(黒羽麻璃央)・小狐丸(北園涼)・石切丸(崎山つばさ)・今剣(大平峻也)・岩融(佐伯大地)の三条派が加州清光を捕らえてしまい…大和守安定(鳥越裕貴)・和泉守兼定(有澤樟太郎)・堀川国広(小越勇輝)・蜂須賀虎徹(高橋健介)・長曽祢虎徹(伊万里有)のチーム新撰組が加州を助けるために三条派のひとりひとりと対決していくという構成になっています。
三日月宗近の何を考えているかわからない所や、和泉守兼定の天然ボケをしっかりフォローする堀川国広など、各キャラクターが引き立っているのも見ていて楽しいです。
和泉守兼定と堀川国広のデュエット「美しい悲劇」を乱舞祭では…加州清光と堀川国広がデュエットしています。この時、堀川国広を演じていたのが小越勇輝さんです。『テニミュ』で共演していた2人の歌唱はこれが最初で最後。
加「なんか組合せが変わると新鮮だね。」
国「楽しかったですね。」
に対して嫉妬を焼く2人が…。
和泉「国広!俺とじゃいつも楽しくないって?」
安定「清光…僕とだと嫌だったの?」
と突っ込んだ後に
安定「僕たちちゃんと嫉妬してるよ!」
和泉「おらぁ!」
のくだりに会場中に黄色い声が。
本丸では加州と安定、兼定と国広は同じ部屋で気付くと元の主が同じという点でもペアのような存在な刀剣男士です。
その辺りのキャラクターが演出されていてファンも嬉しくなります。
休みなくステージにほぼ出ている加州清光
三条派との歌唱でもチーム新撰組との歌唱の時も加州清光の姿はステージにあります。しかも加州清光はソロ曲もあるので…ほぼステージに出ずっぱりになるんです。
当時の稽古場の様子を振り返り崎山つばささん、大平峻也さん、北園涼さんがインタビューで語っているのですが…
「稽古中ってお客さんがいないから、しんどいとドーーンって稽古場の空気も重くなっちゃう。加州は休みなく出てるからしんどかったと思う。そんな時に『出ずっぱりじゃん!』って笑いに変えて乗り切ってました。」と。
約2時間半の間、最初にステージに現れるのは加州清光です。ここから物語が始まります。そして最後も加州清光が最後にステージを後にします。
きっと大変だったと思います。当時の佐藤さんと現在の佐藤さんの身体つきを見ても…想像はつきます。
2017年『つはどもはゆめのあと』『三百年の子守唄』メンバーを迎え16振りで大暴れ
2016年の11振りから16振りと刀剣男士も増えました。また、歌唱だけでなく髭切と膝丸が加わったことでアクロバットが組み込まれた演出もあります。
2017年はそれぞれの刀の歴史やいわれがわかるのも見ていて楽しいです。
にっかり青江が表舞台へ…冬の「百物語」とは?
冬の畑仕事で寒がる加州清光。
今剣、物吉貞宗は追いかけっこや押しくら饅頭をして身体を温めようとしますが…なかなか温まりません。どんどんステージ上に上がってきた刀剣男士たち。
にっかり青江の姿を見つけた今剣が「何か体が温かくなる遊びを知りませんか?」と訊ねると「怪談はどうでしょう?」と怪しげな表情で答えます。
寒いのを通り越して体が温まる…ということから全員で「百物語」を語ることになります。
今剣と岩融…勘違いも豪快?!
三日月宗近の「百物語」は三条大橋が舞台。
これは三日月自身の由来でもある「三条」が関わっているからです。三条大橋にある刀傷は誰が付けたものか?…新撰組が姿を現し、加州・兼定・蜂須賀・長曽祢の4振りが登場し歌唱。
三日月が話し終えようとすると突然現れたのが、今剣と岩融の2振り。「五条大橋」の話と勘違いして出てきてしまった2振りは大笑いしながら退場していきます。
勘違いするもいつも笑ってその場をなかったことにする…2振りらしいです。
髭切と膝丸は名コンビ?!
髭「それで…えーっと何をすればいいだっけ?」
膝「怪談だ…」
髭(階段を下りるフリをしようとする)
膝「兄じゃその階段ではない。」
髭「すごいね。僕の考えている事がわかるのかい?その階段じゃないとしたら…」
膝「怖い話のことだ兄じゃ」
髭「怖い話ってどんな話だい?」
膝「例えばあやかしが出てくるような話だ」
髭「あやかし?」
膝「ほら、あったではないか!兄じゃの取っておきの話が。」
髭「どんな話だっけ?」
そう。髭切は大抵のことはどうでもよくて、弟である膝丸の名前さえ忘れてしまう。膝丸はしっかりしていて、何かにつき兄である髭切の世話を焼くという2振りはいつも一緒です。
これは刀の時は別々に過ごしたこともあります。
髭切は実在する刀です。渡辺の綱が鬼を切った刀として伝説が残っています。この逸話を膝丸が話し終わると「以上、髭切の怖い話でした!」と髭切がロウソクを吹き消し、「俺がほとんど語ったぞ。兄じゃ」と突っ込む膝丸。
このやり取り…ファンには堪りません。
2018年『祭』がテーマ!東西に分かれて真剣勝負?!
2018年は18振りが出演。
年末に他の舞台出演が決まっていた加州清光役の佐藤さんと、キャスト交代がのちにわかる大倶利伽羅役の財木琢磨さんの2振りは登場しません。
新たな試みとして2つに分かれて競う…という演出がされました。
『真剣乱舞祭』とは違うテイストが新たな展開を予感させていた!
巴形薙刀は西軍と東軍の勝負の見届け人として両軍を見守ります。各地の有名な祭りを再現し西軍は「赤」東軍は「青」をモチーフとした半被を着ているのも今回の特徴。
祇園祭り、よさこい踊り、阿波踊り…筆者はライブビューイングで観ていましたが、日本中の祭りに心も踊り楽しかったです。
今までになかった二手に分かれ競うテイストは、2019年の『歌合』に繋がっていったんだと思います。
2019年『歌合乱舞狂乱』はどんな展開になる?
dアニメで2016年、2017年の真剣乱舞祭を久々に視聴してみました。
そこで…気付いた事がありました。
2019年『歌合乱舞狂乱』へ続くきっかけが少しずつ見え隠れしているんです。2017年の冒頭で和泉守兼定の「ここで一句!」から岩融が刺激され同じく「ここで一句!」と俳句を披露します。髭切・膝丸は「僕らは武士の嗜みとしては和歌の方かな?」と話すシーンが。
2018年は東西に分かれて歌い踊り競いました。…つまり、2019年はその次の段階ではないかと思うんです。
『歌合』がキーポイントになる…と予想
「いねいみひたくく わさわかはけらら さくつはやみおみ くつやひかかつ のひづみはおち」
上記は2019年10月30日にミュージカル『刀剣乱舞』の公式HPで発表された動画を文字化したものです。
この文章…全く意味がわからなかったのですが、何となく「和歌」「万葉集」あたりの何かの文章かも!と調べてみました。結果、やっぱりわかりませんでした。
ただ『歌合』というのが…「和歌を互いに詠み合い、審判にあたる人がどちらが優れているのか?を決める」ことだとわかりました。
ここからは筆者の妄想、いや予想です。
刀剣男士たちはそれぞれソロ曲やユニット曲を持ってます。それを戦わせるのでは?…と。誰の歌が一番いいのか?と。
なんだか…年末のNHK紅白歌合戦のような光景を繰り広げるのかな?と筆者はふと思ったりします。
前回の「祭」がテーマの時は東西に分かれました。今回はどのように展開するんでしょうか。
最近になって紹介された物販のカレンダーもそれを想像させる作りです。
皆さんは刀剣男士のソロ曲…全部知ってる?
『歌合乱舞狂乱2019』に出演が決まっているのは18振りです。
★阿津賀志山 ◆幕末 □三百年 ☆つはども ■結びの響 ◇葵紀
- 小狐丸★☆(北園 涼)「守るべきもの」「Versus song」など
- 石切丸★□(崎山 つばさ)「力があれば…」
- 今剣★☆(大平 峻也)「きらきら」「名残月」
- 大和守安定◆■(鳥越 裕貴)「手を伸ばせば…」
- 和泉守兼定◆■(有澤 樟太郎)「美しい悲劇(&堀川)」「誰のモノでもない人生(&巴形)
- 堀川 国広◆■(阪本 奨梧)「ここにあるもの」「僕がいる場所」など
- 蜂須賀虎徹◆(高橋 健介)「高い壁」など
- 長曽祢虎徹◆(伊万里 有)「見上げるのは」など
- にっかり青江□(荒木 宏文)「Namelss Fighter(&大倶利伽羅)」
- 蜻蛉切□◇(spi)「ただ勝つために」「Real love」など
- 物吉貞宗□(横田 龍儀)「瑠璃色の空Ⅰ」など
- 大倶利伽羅□(牧島 輝)「Namelss Fighter(&にっかり青江)」
- 陸奥守吉行■(田村 心)「よさこい」
- 巴形薙刀■(丘山 晴己)「名もなき径(みち」)
- 明石国行◇(仲田 博喜)不明
- 鶴丸国永◇(岡宮 来夢)不明
- 御手杵◇(田中 涼星) 不明
- 篭手切江◇(田村 升吾)不明
真剣乱舞祭ではびっくりするような組合せで、「え、それ歌うの?」という曲を歌ったりするのも楽しみのひとつです。
今回の『歌合』でも期待大です。
予想ついでに…もうひとつ予想したい事があります!
ミュージカル『刀剣乱舞』を立ち上げた当初の話を、松田誠さんが雑誌のインタビューで答えているのを拝読しました。
松田さんがオンラインゲーム『刀剣乱舞』の存在を知り、刀剣男士のイラストを見た時既に彼らが歌って踊っている姿が見えていたといいます。
また、舞台だけには留まらずさまざまなメディアに露出する事…つまり音楽番組の出演やイベント出演も視野に入れてニトロプラスにプレゼンしていた事も明かしています。
3ヵ年計画…トライアルを公演した時には既に「厳島神社の公演」も「音楽番組出演」も決まりつつあったというから驚きです。
すると…この時点で2020年の展開も決まっている可能性があるんです。新作の発表もあります。それだけじゃない。オリンピックもあります。
刀剣男士がオリンピックの閉会式でパフォーマンスする…気がする
2018年大晦日。NHK紅白歌合戦に19振りの刀剣男士が出場したのは衝撃的でした。瞬間視聴率は40%越えです。
皆さん、審査員席に座っていた方…覚えていますか?
2020年東京オリンピック・パラリンピック開閉会式総括責任者の野村萬斎さんです。また、赤組の出場者・椎名林檎さんもこのチームの一員です。
特別枠として出場していた刀剣男士たちですが…他のアーティストとガッツリコラボしてましたし、かなりのインパクトがありました。これを目の前で見ていた萬斎さん…何も思わないわけがない。
そして2024年の開催地がパリである事も大きいです。パリでは日本アニメが大人気ですし、パリで開催された「ジャパンエキスポ」に刀剣男士は何度も出演しています。また2018年にはパリ公演もしているんです。
リオから東京へのバトンの時…安倍総理がマリオに扮していたのも、日本文化を多いに取り入れたいという演出が伺えます。
まとめ
11月24日(日)長野公演からスタートする『歌合乱舞狂乱2019年」について2016年からの真剣乱舞祭を振り返りながらどんな演目になるのか?予想してみました。
また、勝手に『2020年の東京オリンピック閉会式で刀剣男士が登場する』なんて予想(ほぼ妄想)までしてしまいました。
ミュージカル『刀剣乱舞』は来春に新作が控えており、新たな刀剣男士も登場するんでしょうね。
どんな展開が待っているのか?筆者も楽しみです。
※本ページの情報は2019年11月時点のものです。最新の配信状況はdアニメストアサイトにてご確認ください。